第4回 2023年日本聖公会宣教協議会テーマ、主題聖句、「ぶどうの枝協議会」について
日本聖公会宣教協議会実行委員会です。今回は、宣教協議会のテーマと主題聖句について、また「ぶどうの枝協議会」(8月22(月)-23日(火))について報告させて頂きます。
・2023年日本聖公会宣教協議会テーマ、主題聖句について
[テーマ] 「いのち、尊厳限りないもの~となりびとになるために~」
[主題聖句]ヨハネによる福音書15章5節
「私はぶどうの木、あなたがたはその枝である。人が私につながっており、私もその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。私を離れては、あなたがたは何もできないからである。」(聖書協会協同訳)
テーマは、2012年の宣教協議会「いのち、尊厳限りないもの」を引き継いでいます。また、本協議会で大切にしたいこととして「となりびと」というキーワードをサブテーマとしました。これは、イエス様が「サマリア人のたとえ」で、「あなたの都合ではなく、あなたが、出会わされた人のとなりびと」になることを求められました。「あなたが誰かの『となりびと』になること」、それは、「相手の人が、あなたの『となりびと』になること」でもあります。本協議会では、「あなたは誰のとなりびとになりますか」という問いかけを深めていきたいと思います。
主題聖句に込めた思いは、「まことのぶどうの木」であるイエス様とつながり、そこから伸びていく、様々なぶどうの枝の集まりが、宣教協議会のイメージです。そして、協議会に関わる一人ひとりが、「ぶどうの木」であるイエス様を通じて、「となりびと」になっていくことを願っています。
・「ぶどうの枝協議会」(拡大実行委員会)について
8月21日(月)-22日(火)インマヌエル新生教会(東京教区)を会場に、武藤首座主教、各教区の宣教担当、管区の各諸委員の代表、矢萩総主事、卓宣教主事、実行委員によって
開催されました。プログラムは、21日(月)開会礼拝(聖餐式)を捧げ、礒主教(実行委員長)が説教をされました。礼拝に引き続き「ランベス会議報告」(西原主教)と実行委員による「宣教協議会実行委員会のこれまでの歩み」の発題から始まりました。その後、グループに分かれて分かち合いを行いました。午後は、「原発問題について」原発問題プロジェクト長の長谷川清純司祭より発題、そして会場をお借りしたインマヌエル新生教会の誕生に関わるそれぞれの思いを牧師の卓司祭の司会によって3人の信徒方からお話を伺うことが出来ました。その後、グループの分かち合い、全体の分かち合いを続け、来年の宣教協議会のプログラムの内容について協議いたしました。短い日程ではありましたが、たくさんの
具体的なアイデアが出され、協議会に向けてたくさんの「ぶどうの実」を頂き有意義な時でした。