こちらからご覧ください。
協議会や呼びかけ作成の詳細は、現在報告書作成を進めておりますので今しばらくお待ちください。
なお、こちらから当日の様子がご視聴いただけます。
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管区事務所だより ぶどうの枝だより Vol.10
はじめに
昨年11月 10 日(金)から 13 日(月)に山梨県清里・清泉寮で開催した、2023年日本聖公会宣教協議会では、「いのち、尊厳限りないもの ~となりびととなるために~」をテーマに、地域の教会やいのちの現場で働いている方々の声を聞き、また宣教協働区単位の交流や、意見交換を通じて、実り多い話し合いがもたれました。しかし「清里からの呼びかけ(仮称)」を最終日までに完成することはできませんでした。宣教協議会初日に結成されたコールコミッティ(ドラフトコミッティ)が、参加者から委ねられて、協議会終了後も「呼びかけ」の起草と修正作業を続けました。
そして今ここに、コールコミッティが作成し、参加者の皆様・実行委員会・スチュワードの意見を反映した、「2023年日本聖公会宣教協議会からの呼びかけ」が完成しました。コミッティの皆様のご尽力に心より感謝いたします。これからはこの「呼びかけ」を、全教区・教会・諸施設、信徒、教役者全員が自分たちのものとして共有し、それぞれの現場にて用いていただきたいと思っています。すでに話し合いを始めている教区もあります。皆様もご覧になり、ぜひ様々なご意見・ご感想を各教区にてわかちあっていただければ幸いです。
これまで「ぶどうの枝だより」に関心を寄せ、お読みいただきありがとうございました。これからもイエス様が共にいてくださり、わたしたちが「ぶどうの木である主につながり、生きとし生けるものの『となりびと』となる道を歩むことができますように」(2023年日本聖公会宣教協議会のための祈りより)。
2024年2月
宣教協議会 速報 11月10日(金)から13日(月)までの日程で、清泉寮にて、2023年日本聖公会宣教協議会が開催されました。各教区から、また管区諸委員会から信徒と聖職132名が集まり、「いのち、尊厳限りないもの~となりびととなるために~」をテーマとして、日本聖公会のこれまでとこれからについて分かち合い、話し合いました。ここでは速報としてその概略を記します。
「実り持ち寄りブースの紹介」。このプログラムでは、前回の宣教協議会から現在までの各教区や管区諸委員会の働きにおいてどのような実りがあったのか、また現在の課題は何かをブースの展示を通して分かち合いました。各ブースから多くの実りの報告がありました。中には、解決していない課題もまた実りの一つとして大切に扱おうとするブースもありました。
「私たちのあゆみ~物語を聴く」。3つの教会の信徒の皆さんのお話をお聴きしました(録画映像を視聴しました)。3つの教会は信徒数の少ない教会ですが、それぞれの教会で豊かな信仰生活が営まれていることが分かち合われました。
「いのちの現場から聴く」。5人の語り手の皆さんから、「となりびと」と出会い(あるいは当事者として仲間とともに歩み始め)、今も一緒に歩み続けている物語をお聴きしました。お一人おひとりのお話が、それぞれに心に深く残るものでした。その後語り手ごとに5つの分科会に分かれ、さらに分かち合いの時を持ちました。
「主教会からのメッセージ」「宣教協働区アワー」。武藤謙一首座主教から、宣教協働区・伝道教区制導入の経緯についてお話がありました。また他の主教からは、「この世界の中で『となりびと』となるために大切にしたいこと」、「この世界における宣教・牧会で大切にしたいこと」、「宣教協働・教区再編において大切にしたいこと」という3つのテーマでお話がありました。その後、各宣教協働区グループに分かれて交わりの時を過ごしました。
2回にわたる「グループシェアリング」では、小グループに分かれ、前半は、それまでのプログラムの感想を述べ合い、後半は、最終日の「2023年宣教協議会からの呼びかけ」作成に向け、「私たちが、神様の招きに対して応答できなかったことは何か」「私たちは、招きにどう応えていくか」が話し合われました。その後、グループごとの発表を全体で分かち合いました。
最終日に、ドラフトコミッティメンバーによる「呼びかけ」案をもとに意見交換が行われましたが、時間内では収まらず、その場で最終的なかたちにまとめることは難しいとの結論となりました。「呼びかけ」はドラフトコミッティのメンバーが改めて案を作り、参加者の合意のもとに正式なものとして出される予定です。
宣教協議会の録画映像は、「日本聖公会宣教協議会ブログ」から現在でも視聴可能です。ぜひご覧いただき、日本聖公会のこれからについて、皆さんとご一緒に考えていければと思います。
今回の宣教協議会も最終日。朝食後、ドラフト・コミッティより、昨夜遅く(なんと午前2時)までかけて作成された「2023年宣教協議会からの呼びかけ」案がプレゼンテーションされた。
その後、閉会聖餐式をささげ、今回の全プログラムを終了。
参加してくださった皆さま、オンラインで配信をご覧になってくださった皆さま、すべての皆さまに感謝。
朝食後、入江主教さまの司式、笹森主教さまの説教による主日聖餐式をもって3日目をスタート。
そして、主教会からのメッセージ。10人の主教がそれぞれの想いを熱く語られました。
続くプログラムは宣教協働区アワー。東日本宣教協働区(北海道・東北のチーム北国と北関東・東京の2つにわかれて)、中日本宣教協働区(横浜・中部・京都・大阪)、西日本宣教協働区(神戸・九州・沖縄)の宣教協働区ごとに分かれて、現状の共有と今後の展望を見据えて話し合うひと時がもたれた。
午後には、昨日に引き続いて同じ20のグループに分かれてシェアリング。2012年の宣教協議会で出された5つの提言に対して、私たちはどのように向き合ったのか、そして何ができなかったのか。できなかった現状を見つめながら、今後どのように歩んでいくのか…、教区も立場も世代もことなるメンバーで意見を出し合い、共通の想いを確認して、夕方からのグループ・シェアリングの分かち合いにのぞんだ。
夕の礼拝は、沈黙のうちに礼拝堂に集まった。セーフ・チャーチのあり方を垣間見る、安心を感じることのできる静かで穏やかな礼拝。疲れがピークの参加者はウトウト…。
本日の夕食はフェアウェル・パーティ。リラックスしてムードで楽しいひと時を過ごしました。
ドラフト・コミッティの皆さんは提言案作成のために別室で深夜まで会議。他の参加者は別れを惜しんでお酒を飲みながらの懇談のリラックスタイム。
さあ、明日はいよいよ最終日。
2日目、今朝の気温は1℃。ピリッと冷たく爽やかな空気を吸い込んで一日をスタート。
続いて、午前中の5人のパネラーの元に分かれて分科会。午前中のお話を受けて、活発な意見交換が行われました。
また、午後からは20組に分かれてグループ・シェアリングの時がもたれました。宣教協議会のこれまでを振り返りながら、これからの教会をどのように守っていくのか…、それぞれに与えられている賜物を喜びを持って用いていく信仰的な態度についてなど、それぞれの想いをシェアしました。
夕食をいただきながら、各委員会のこの10年の実りについてのプレゼンテーションに耳を傾けました。
夜はキャンドル方式によるバイブル・シェアリング。一人で読んでいては気づかない他メンバーの視点によって、み言葉の豊かさを再発見!
そして、青年による「分かち合いの礼拝」。ギターやリコーダーの伴奏で聖歌を歌いました。また、青年たちがこの礼拝のために用意してくれた代祷もささげられ、豊かな礼拝となりました。
雨と深い霧の中、全国各地から皆さんが宣教協議会に集まってくださいました。